設定のメリット(なぜサブドメインにするの?)
BowNowから送信するメールの信頼性を高め、「普段お使いのメールアドレスを安全に守りつつ、確実に届けるため」です。
- エラーメール処理の完全自動化
「① 配信専用アドレス(CNAME)」を設定いただくことで、作成したサブドメインに対してSPFレコードが自動的に適用されます。これにより、宛先不明などの不達通知(バウンスメール)をBowNowが直接受信・解析できるようになり、お客様側での手動処理は一切不要になります。 - メインドメインの保護
配信用のアドレスを分けることで、万が一配信がスパム判定されても、通常メールでご利用いただいているメインのメールアドレが届かなくなるリスクを防ぎます。 - 配信安定性の向上
「配送担当(サブドメイン)」と「身元証明(メインドメイン)」を役割分担させることで、受信側サーバーから「正当な送信元」と認識され、メールが安定して届くようになります。
仕組みと表示イメージ
設定後も、お客様がメールを送る際のアドレス(Fromアドレス)は変わりません。
▼表示イメージ
- 受信者に見えるアドレス(From):
申請したメインドメイン(例:example.com)のままです。 - 裏側の技術情報(Return-Path / Envelope-From / DKIM署名元)のみ:
安定配信のため、送信元や署名情報のみサブドメイン(例:ib12345.example.com)を使用します。
設定が必要なレコード一覧
管理画面から発行された値を、お客様が利用しているDNSサーバーへ登録してください。
| 設定項目 | レコードタイプ | ホスト名(例) | 値(例) | 目的 |
|---|---|---|---|---|
| ① 配信専用アドレス | CNAME | {文字列}.申請ドメイン | {文字列}_{ドメイン}.envelope.email-messaging.com | SPF認証およびエラーメールの自動回収 |
| ② 改ざん防止署名 | TXT | ib-{指定値}._domainkey.申請ドメイン | k=rsa; p=MIIB... | DKIM署名による送信元の正当性証明 |
| ③ 開封計測用 | CNAME | tracking.{文字列}.申請ドメイン | emailtracking... | メールの開封状況を確認するための設定 |
| ④ なりすまし防止 | CNAME | _dmarc.申請ドメイン | _dmarc.ibesecurity.com | DMARCによる不正利用の防止 |
【DMARC設定についての注意】
すでにメインドメインに対してDMARC(TXTレコード)を設定済みの場合は、BowNow用の設定(CNAME)を追加・変更する必要はありません。
すでに設定済みの方(メインからサブへの切り替え)
すでにメインドメインで設定されている場合、一部レコードの削除・差し替えが必要です。
項目 | DNSレコード | 理由 |
|---|---|---|
削除 | 旧トラッキングレコード | サブドメイン側で設定するため不要になります。 |
削除 | 旧DKIMレコード | サブドメイン側で設定するため不要になります。 |
差し替え | メインドメインのSPFレコード | フォームのサンクスメールの送信元メールアドレスドメインで使用している、という場合フォーム専用のSPFレコードをご用意しましたので差し替えをお願いいたします。 |
継続使用 | DMARC設定 | 既に設定済みの場合は、そのまま継続して使用します。 |
※切り替え時の注意
設定作業開始から完了までの間(最大2日程度)、テスト送信を含むすべてのメール配信が一時的に行えなくなります。
よくある質問 (FAQ)
Q. 送信元のアドレスは変わってしまいますか?
- A. いいえ。受信者に表示されるFromアドレスは、登録されたメインドメイン(例:
example.com)のままです。サブドメインは、システム内部のリターンパス(Return-Path)としてのみ使用されます。
Q. SPFレコードはどこに設定されていますか?
- A. 「① 配信専用アドレス」のCNAME設定を行うことで、そのリンク先にてSPFレコードが自動的に付与されます。お客様側でSPFのテキストを直接編集する必要はありません。
Q. メインドメインではなく、サブドメインで設定するメリットは何ですか?
A. 大きく3つのメリットがあります。
エラー処理の自動化:
届かなかったメールの情報をBowNowが直接キャッチできるため、配信停止リストへの登録が自動化され、運用の手間がなくなります。
メインドメインの保護:
配信の責任をサブドメインに持たせることで、一括配信の影響で「普段お使いのビジネスメール」が届きにくくなるリスクを回避できます。
設定の干渉を防ぐ(10回制限の回避):
メールの設定には「10回までしか他の設定を読み込めない」という世界共通の制限があります。
サブドメインに切り分けることで、メインドメイン側の複雑な設定状況に関わらず、BowNow専用の設定を確実に行うことができます。