SPF・DKIM・DMARC設定とは
SPF設定
SPF(Sender Policy Framework)とは電子メールの送信元を偽る「なりすましメール」対策として、送信元メールアドレスのドメインが詐称されていないかを受信者が確認できる設定です。
設定されていない場合は、送信したメールがなりすましと判定され受信されない可能性が高くなります。
例えば、BowNowからメール配信を行う場合、送信元メールアドレス(Fromメールアドレス)は任意で設定された設定されたドメインになりますが、実際に送信する送信元はBowNowのシステムになります。
受信先のメーラーによってはなりすまし判定をされ受信できない事があります。
その為、送信元メールアドレスとして設定するドメインになりすましメール対策としてSPF設定をお願いいたします。
DKIM設定
DKIM (DomainKeys Identified Mail)とは、正規のサーバ・ドメインから送信されたなりすましや改ざんされていない電子メールかどうかを調べることが出来る電子署名方式の送信ドメイン認証技術です。
送信者が送信するメールに電子署名を付与し、受信者はメール受信時にDNSサーバへ問い合わせ公開鍵を取得し検証を行います。
- ※BowNowから発行されるDKIM情報は2048ビットとなっております。DNSレコード設定会社により、文字数制限がかかる可能性がございます。
- その場合は、別途1024ビットのDKIM情報を発行いたしますのでサポートまでご相談くださいませ。
DMARC設定
DMARC(Domain-based Message Authentication Reporting & Conformance)とは、メールに表示される送信元アドレス(Header-from)ドメインに対して検証を行い、SPFとDKIMで認証しているドメインと一致しているかを検証することで、「なりすまし」されていないかを判断することが出来る送信ドメイン認証技術のひとつです。
DMARCについて詳細は下記よりご確認をお願いいたします。
- ※すでにDMARC用レコードを設定されている場合、BowNow提供のレコードの設定は不要です。
申請から完了まで
SPF・DKIM・DMARCをメールアドレスのドメインに設定する
発行依頼を送信後、お客様環境用の情報を発行します。
発行されたSPF・DKIM・DMARC情報をメールアドレスドメインのDNSに設定を行ってください。
※DNS設定にはサーバの専門知識が必要になります。
設定の依頼について
設定をされる際は、ご利用のドメイン管理会社様もしくは、情報システム部などの社内の担当者様に
・SPF・DKIM・DMARCの設定を行いたい旨
・発行されたDNS情報
をお伝えいただき、設定をおこなってください。
※サポートでは「SPFレコードの設定」についての記述方法や設定方法の案内は行っておりませんので予めご了承ください。
DNS設定が完了しましたら、「上記DNSレコードの設定を完了しました」にチェックをし、「DNS設定の確認を依頼する」をクリックしてください。
SPF・DKIM・DMARC設定の確認
確認依頼を送信後、貴社で設定いただいた情報を弊社で確認させていただき、問題が無いようであればメール送信機能の設定をさせていただきます。弊社での設定完了後、メールの配信機能の全てをご利用いただけるようになります。
設定に不備があった場合
不備があったホストレコード左側にエラー(赤い三角アイコン)が表示され、下部にエラー内容が表示されます。
また、メールでもエラーとなったことお送りさせていただいております。
件名:[BowNow] メール配信ドメイン「申請ドメイン」のSPF・DKIM・DMARC設定が確認できませんでした
上記内容でメール配信を行っております。
メールが受信されない場合は迷惑メールボックスなどに入っている可能性もありますのでご確認ください。
メールが来た場合何らかの設定に問題がありますので再度設定内容の確認をいただき、再申請をお願い致します。
正しくSPFレコードの設定がされているかどうかにつきましては、BowNowにはSPFレコードの設定を確認する方法を用意しておりませんが、下記のようなサイトで確認が可能です。
https://mxtoolbox.com/spf.aspx
https://toolbox.googleapps.com/apps/checkmx/
また、SPFレコードの書き方について下記にまとめられていますので下記もあわせてご確認ください。